2022年3月3日
2019年は、弁護士会などでの大きな役職もなく、比較的落ち着いて仕事に集中できる年でした。
ある生徒の死をめぐり、学校現場で起きた出来事を公正中立な第三者の視点から調査する仕事は、そんなときだからこそ引き受けた仕事でした。
約8ヶ月の間、はじめて出会った6人のメンバー(研究者・臨床心理士・弁護士)で、資料収集、聴き取り調査、結果分析、報告書の作成にあたりました。私たちが示した結果は、全ての関係者を満足させるものではありませんでしたが、学校現場で起きた出来事やその意味合いを出来得る限り明らかにし、公平性に心を配りながら書き上げた報告書は、6人が全力を出し切って生み出したものであり、何らかの意味があると信じています。
12月に入り、何年かぶりに風邪をひきましたが復活。新たな気持ちで2020年に向かっていこうと思います。
(弁護士 松浦信平)